性的少数者の女性向けのカフェバー「Kvääristö」が6月6日、ヘルシンキのカッリオ地区(Kolmas linja 17, Helsinki)にオープンした。席数は84席。
2021年夏に始動した「Kvääristö プロジェクト」の一環で開業した同店。同プロジェクトは、ヘルシンキに住む女性の性的少数者にとって安全なカフェバーを開業することを目的に活動し、4万8,000ユーロ(約666万円)の資金を集めた。昼はカフェレストラン、夜はバーとして営業している。夜はLGBTQのアーティストがパフォーマンスを行っている。
創業者のエレン・カントラさんは「Kvääristöは、主にレインボーコミュニティーや性的少数者の女性たちのために作られたカフェバー。私たちは彼女たちのニーズに応えることに特に重点を置いているが、誰でも歓迎している。女性はバーやナイトクラブでハラスメントに直面しているが、あまり対処されていないのが現状。そういう場所は、主に男性のニーズを満たすように作られており、それが一般的な常識になっている。常識を変えるには、違うことができると示せる空間が必要。問題のある規範を受け入れる必要はない」と話す。
営業時間は11時~23時。