フィンランドの大手新聞社「ヘルシンギン・サノマット」(T??l?nlahdenkatu 2, Helsinki)は8月19日、フィンランド初の紙面による子ども新聞「Lasten Uutiset(子どもニュース)」を創刊した。
「Lasten Uutiset」は、小学生向けのオンライン動画ニュースとして2016年にスタート。当初は毎週配信を行っていたが、新型コロナウイルス感染拡大による自宅滞在時間が増えたことを機に、2020年春より毎日動画配信を開始。この度、紙面として販売を始めた。
創刊号は24ページ建てで、スポーツ・文化・政治などのニュースを、8歳~12歳の子ども向けに親しみやすく書く。同紙では創刊を記念し、9歳の少女記者によるニーニスト大統領のインタビュー記事も掲載した。
同紙プロデューサーのファニー・フローマンさんは「子どもが語れないトピックは存在しない」と話し、同紙が政治など難しいテーマにも積極的に取り組むことを明かしている。低年齢層に特化した記事や、アメリカ合衆国のトランプ大統領が人気アプリ「TikTok」に対抗している理由など、子どもに理解できる形で幅広く発信していくという。
同紙は売店などで扱う。定期購読もでき、ヘルシンギン・サノマット紙と共に家庭に配達する。