
フィンランド人音楽家のミッコ・クーストネンさんとユッカ・ペルコさんによるサウンドスケープ作品「シエルンティラ(魂の部屋)」が4月13日~19日、カンピ礼拝堂(Simonkatu 7, Helsinki)で展示された。
同礼拝堂は復活祭(イースター)を控えた聖週間に、訪問者が日々の慌ただしさやストレスから解放されるよう促す瞑想(めいそう)的な催しを行った。2人は、訪問者が「思いのまま自由に呼吸ができる場所」を作ることを目指し、フィンランド人歌手のミルッカ・パーヤネンさんと音楽プロデューサーのミッコ・ハッシネンさんを招き、クーストネンさんが作曲したサウンドスケープ作品を制作・録音した。
クーストネンさんは「礼拝堂の形は慈悲を思い起こさせる。この空間は神聖なサウンドボウルのようであり、存在自体がアート作品。そのため、この空間と音響のために特別に作品を作りたくなった」と話す。
同作品のサウンドシステムはフィンランドのスピーカーメーカー「ジェネレック」、ビジュアルエレメントは「クリエーティブ・テクノロジー・フィンランド」が、それぞれ担当した。