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ヘルシンキの夏の風物詩「パブトラム」、今夏の営業決定

パブトラム © Sinebrychoff

パブトラム © Sinebrychoff

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 夏の風物詩・パブトラム「SpåraKOFF」が今夏、ヘルシンキ中心地(Mikonkatu 17, Helsinki)で営業を開始する。

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 1959年に登場し、お酒を嗜(たしな)みながらヘルシンキ中心地の名所を観光できるパブトラム「SpåraKOFF」。毎年5月から9月までの夏季期間限定の運行で、ロンケロ(ロングドリンク)やビール、軽食などを楽しめることから、地元市民や観光客に人気がある。

 ヘルシンキ中心地を運行するトラムの電圧変更が8月に控えていることから、存続の危機にさらされていた同トラム。運行会社の「シネブリチョフ」が、本年度の営業を終えてから同トラムを改修する。

 同社マーケティング・ディレクターのヨーナス・サッキネンさんは「改修費の見積もりは容易ではなかった。当初はかなり高く見積もられていたが、調査を進めた結果、私たちにとって適正な額となり、トラムを修理できることになった。内装や外装に目に見えるような変更はないが、メンテナンスと細かな修理を同時に行う。これからもフィンランドで最も古いトラムとして運行できるだろう」と展望を明かす。

 同トラムは2022年、英ガーディアン紙が行った読者投票で「世界で最も面白いトラム」に選出されている。

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