![フィンランディア・ホール © Juho Kuva/Finlandia Hall](https://images.keizai.biz/helsinki_keizai/headline/1739333720_photo.jpg)
フィンランドの建築とデザインに焦点を当てたイベント「建築とデザインの日(The Architecture and Design Days)」が1月31日~2月7日、ヘルシンキ中心地で開催された。
今年で5回目を迎える「建築とデザインの日」は、フィンランド人建築家のアルバ・アアルトの誕生日で「建築とデザインの日」の記念日になっている2月3日前後に開催されるイベント。今年のテーマは「使用の痕跡」。建築物やオブジェの維持と修繕をテーマに、フィンランドの建築とデザインの発展をたたえた。
イベントでは、建築環境の多様な価値を掘り下げ、建築アートや都市のアイデンティティーについて議論するパネルディスカッションやガイドツアーを開催。同市は、建築とデザインが「建築環境と都市サービスを発展させる重要な役割」と考え、ユーザー中心のサービス開発と都市組織の効率化を目指している。
同市チーフ・デザイン・オフィサーのハンナ・ハリスさんは「建築とデザインを通して、私たちは住民に有意義な体験を生み出し、コミュニティー意識を育む公共空間とサービスを構築したい」と話す。
アアルトが手がけたフィンランディア・ホールでは2月23日まで、リニューアルオープンを記念してイルミネーションを点灯している。