ヘルシンキ市の産科・小児科医院は、妊婦を対象にした初診のオンライン診療を開始した。
フィンランドの「ネウボラ」は、子育てをする利用者とその利用者家族を、担当の保健師・助産師が持続的にサポートする支援サービス。これまで市内の産科・小児科医院は、妊婦を対象にした出産ネウボラの初診を原則として対面診療で行ってきた。
診療希望者は2021年12月から、オンライン診療か病院での対面診療かを選択できるようになった。初診では血圧測定と体重測定のほか、保健師と面談を行う。オンライン診療を希望する人は、事前にネウボラやファミリーセンターなど市が運営する公的施設で血圧と体重を測定する必要がある。オンライン診療はウェブサイト「Maisa」で予約可能。