オーディ・ヘルシンキ中央図書館(Töölönlahdenkatu 4, Helsinki)が10月23日、子どもコーナーにインタラクティブウオールを導入した。
今回導入したインタラクティブウオール「おとぎ話の壁」は、壁に触れることで自由に絵を描いたり、音を鳴らしたりして、おとぎ話やアートに触れるひとときを過ごせる。初日は、ジャン・シベリウスさんとレーヴィ・マデトヤさんが作曲した楽曲に基づくおとぎ話「天の歌い手マーリア」が上映された。脚本はノーラ・ニックラさんが執筆し、絵はエミエル・インケリ・ニクラさん、演奏はテーム・ラーサネンさんが手掛けた。
フィンランド独立100周年を祝うプロジェクトとして建設された同館は2018年12月にオープン。翌年、国際図書館連盟(IFLA)主催の「2019年度 最優秀公共図書館(2019 Public Library of the Year)」を受賞。総面積は1万平方メートルで、蔵書は10万冊。カフェやキッチンスタジオも併設し、読書や勉強、ミーティングなど、利用者がそれぞれの過ごし方ができる憩いの場として親しまれている。
開館時間は、月曜~金曜=8時~22時、土曜・日曜=10時~20時。