
ヘルシンキ・ホール(旧ハートウオール・アリーナ)の新名称が「ベイッカウス・アリーナ(Veikkaus Arena)」になる。フィンランドの国営ギャンブル会社「ベイッカウス(Veikkaus)」が7月2日に発表した。
1997年にオープンした1万5500人収容の同アリーナは、コンサートやスポーツ、文化イベントの拠点としてフィンランド有数の会場として知られてきた。フル稼働時には、ヘルシンキ地域に年間1億ユーロ以上の経済効果をもたらしていたが、2020年以降は2021年の短期間の再開を除き、閉鎖が続いている。今年2月、不動産投資会社「トレビアン・カスブ・LP」がロシア人前オーナーから買収の完了を発表した。
フィンランドのコンサートプロモーター「ライブ・ネーション・フィンランド」と「べイッカウス」は、同アリーナの10年間のネーミングライツ契約を締結。ライブ・ネーション・フィンランドが今年初めに20年にわたるリース契約を結んだため、同アリーナの運営を担うことになる。
べイッカウスのオッリ・サレコスキCEOは「私たちは、できるだけ多くの人々にべイッカウス・アリーナの多様なスポーツ、エンターテインメントを体験してほしいと考えている。ライブ・ネーションと共に、こうした体験を積極的に促進していきたい」と話す。
同アリーナは9月に再オープンを予定。今後のイベントやコンサートは近日発表する。