フィンランドのテキスタイルブランド「マリメッコ」が5月16日、「マリメッコの日」と夏の到来を祝い、エスプラナーディ公園（Pohjoisesplanadi, Helsinki）で野外ファッションショーを開催する。

　毎年恒例の夏の風物詩となっている同イベント。誰でも参加でき、今春フィンランドで開催された音楽コンテスト「UMK」に登場した若手アーティスト、ゴールディロックスがライブパフォーマンスを行うことが決定。ホストは、マリメッコのティーナ・アラフタ＝カスコCEOとジャーナリストのマリア・ベイトラさん。アールト大学で行われた公募で選ばれた学生たちがモデルを務める。

　同ブランドのチーフ・マーケティング・オフィサー、サンナ＝カイサ・ニーッコさんは「マリメッコの使命は、大胆な柄と色彩を通じて人々の日常生活に喜びをもたらすこと。私たちは1992年からこのイベントを開催し、刺激的なファッション、温かい雰囲気、そしてパフォーマーたちによって、夏の始まりにポジティブな力をもたらしてきた。今年も多くの地域の方々にエスプラナーディ公園までお越しいただき、このカラフルなパレードを楽しんでいただけることを願っている」と話す。

　今年のサマーコレクションは、マリメッコが今年のコンセプトテーマとして掲げる「花の解剖学」に焦点を当て、石本藤雄さんやマイヤ・イソラさん、ロッタ・マイヤさんなど、さまざまなデザイナーが手がけたフローラル柄やボタニカル柄をフィーチャーする。中でも、スウェーデン人アーティストのペトラ・ボーナーさんがデザインしたフローラル柄は、新作ワンピースやウエアアイテムに取り入れられている。

　ファッションショーは12時・13時30分・16時・18時に行う。