フィンランド鉄道（VR）が2025年末、新列車「ペンドリーノ・プラス」の運行を始める。

　同列車は、これまでロシア行きの国際列車として運行していた「アレグロ」の外観を刷新した新列車で、ヘルシンキ～トゥルク間、ヘルシンキ～オウル間を結ぶ。

　同社の長距離輸送担当ディレクター、ピーア・トゥーニラさんは「列車での旅は、この数年で人気が高まっており、今後もその人気が衰えることはないだろう。ペンドリーノ・プラスを導入することで、高まる需要に応えることができるだろう」と期待を込める。

　同社は、個人的なサービスや過ごしやすさを重視する乗客に向けては、新クラス「エクストラ・プラス」を「ペンドリーノ・プラス」の車両に導入する。同クラスでは、同社が行った顧客アンケートで最も要望の多かった食事の事前注文も可能になる。ビジネスで利用する乗客向けに仕事用の個室も用意する。

　同列車の運行開始日やチケット販売開始日などの詳細は夏までに発表する。