「ヘルシンキ・デザイン・マーケット」が9月7日・8日の2日間、ケーブルファクトリー（Kaapeliaukio 3, Helsinki）で開催された。

　9月6日～15日に開催された北欧最大のデザインの祭典「ヘルシンキ・デザイン・ウイーク」の開幕を飾った同イベント。今年は持続可能な方法で生産された製品を扱うデザイナーやメーカー約110店が出店した。

　今年の「コレクターズ・マーケット」は昨年に引き続き、リサイクル製品やユニークな製品に焦点を当て、昨シーズンの製品や小さな欠陥のある製品、ビンテージ品、ユニークなオブジェを出品。来場者は、フィンランド人セットデザイナーのマルック・パティラさんによるカウリスマキ映画で使われたランプや、フィンランド人ファッション・ジャーナリストのサミ・スッコさんによるブドワール・セットなどの展示品の背景にあるストーリーも聞くことができた。

　会場内には子どもと家族で楽しめる「リトル・マーケット」ブースを設け、フィンランド玩具メーカーのタクティック社のおもちゃを用意。印刷物や出版物に焦点を当てた「プリント・マーケット・コーナー」では、印刷について学べるアールト大学の学生団体「TOKYO ry」主催の体験型ワークショップも行われた。