ヘルシンキ・トウコラ地区の複合施設「アラビア135(Arabia135)」(Hämeentie 135, Helsinki)に今夏、新施設「アラビアン・クヤット」が登場する。
人気観光スポットのイッタラ&アラビア・デザインセンターをはじめ、図書館や美術館、教育機関、レストランなどが入居している「アラビア135」。かつて工業地区だった同区画は、教育や文化、オフィス、商業用途に転用され、クリエーターやクリエーティブな学生が集うコミュニティーの一つとなった。
同区画を所有するフィンランドの年金保険会社で機関投資家「バルマ」は現在、ポップ&ジャズ音楽学校が入居していた赤レンガ造りの建物の改修工事を行っている。1階は小売・商業用レンタルスペースに改修され、上層階はオフィスやショールーム、ギャラリーに生まれ変わる。
同社アセット・マネジャーのイェンニ・ニバライネンさんは「ヘルシンキの中心部に位置し、古い製造業の歴史を感じさせる区画は他にない。アラビア地区とその建物は将来、新しい外観と新たな命を得ることになる素晴らしい存在」と話す。
同施設の営業時間は、月曜~金曜=7時~20時、土曜=10時~17時、日曜=12時~16時。各店の営業時間は公式サイトで確認できる。