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HSL、不正乗車の罰金を100ユーロに引き上げへ

HSLが運行するヘルシンキ・トラム

HSLが運行するヘルシンキ・トラム

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 ヘルシンキ地域交通局(HSL)が来年1月1日から、同交通局管内の公共交通機関の不正乗車に対する罰金を100ユーロに引き上げる。

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 同交通局は2007年から80ユーロの罰金を徴収。2007年から現在までに賃金の水準が大幅に上昇したことで罰金の相対的な価格は下がり、当時ほどの効果が見られなくなっているという。北欧諸国では長い間、100ユーロを超える罰金を徴収しているため、同社の罰金は比較的低額だった。

 ミカ・ヌカネン業務執行取締役は「これは非常に歓迎すべき決定。不正乗車は毎年、最高で4,000万ユーロ(約62億円)の損失をもたらしている。不正乗車を減らすためにできることは全て行いたい」と話す。

 同交通局が運行するバスでは、乗車時に運転手にチケットを見せる必要がないサービスが増えている。スムーズな運行を可能にし、サービス水準が向上した一方、不正乗車の増加につながっているという。

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