現代アートイベント「ヘルシンキ・ビエンナーレ」が6月11日から、ヘルシンキ市内各所で開催される。
同展は、同市の設立記念日「ヘルシンキデー」の前日である6月11日から10月22日まで、バッリサーリ島とヘルシンキ本土で開催。ヘルシンキ市立美術館(HAM)やヘルシンキ中央図書館(Oodi)、市内のカルチャーセンター、オンラインなどさまざまな場所で作品を展示する。2030年までに二酸化炭素(CO2)の排出量と吸収量を同じにする「カーボンニュートラル(炭素中立)」の実現を目指す同市は、同イベントの影響調査の評価を向上させるため、環境責任プログラムを新たに構築する。
フィンランド国内外から世界で活躍する約30組のアーティストが出展。同展キュレーターはヨアシャ・クルイサさんで、「新しい方向性が生まれる」をテーマに、作品を通じて環境破壊や政治的対立、テクノロジーの悪影響といった問題を取り上げる。
入場無料。バッリサーリ島での開催は9月17日まで。本土から同島までフェリーを運航(有料)。