フィンエアーが6月1日から、手荷物規則を変更する。
日本発着便の機内持ち込み手荷物は、ビジネスクラス、エコノミークラス共に手荷物(55センチ×40センチ×23センチ)1個とハンドバッグなどの身の回り品(40センチ×30センチ×15センチ)1個の合計8キロまでとなる。
同社は、欧州域内路線のエコノミーライト運賃をスーパーライト運賃に刷新。新運賃では、機内に持ち込める手荷物は座席下に収まるサイズ(40センチ×30センチ×15センチ)が1個で8キロまで。空港で購入した物品も対象。キャリーバッグ(55センチ×40センチ×23センチ)の持ち込みは追加購入が可能。フィンエアープラスのシルバー、ゴールド、プラチナ、プラチナルーモ会員が同運賃を利用する場合、会員特典としてキャリーバッグ1個が含まれる。
欧州域内路線および長距離路線のビジネスクラスでも手荷物許容量を変更する。ビジネスライト運賃では、座席下に収まるサイズの手荷物とキャリーバッグ1個が持ち込み可能。ビジネスクラシック運賃とフレックス運賃では受託手荷物1個も含まれる。ゴルフバッグやスキー用品、重量超過手荷物は追加購入する必要がある。
今回の手荷物規則の変更で、フィンエアープラス会員向けの手荷物特典も変更。ゴールド会員のスポーツ用品無料輸送特典は廃止する(特殊手荷物として購入可)。シルバー会員の追加受託手荷物特典は廃止するが、50%引で購入可。プラチナ、プラチナルーモ会員は重量のある手荷物や大型サイズの手荷物の無料預け入れが不可になる。
同社製品責任者のヴァルッテリ・ヘルヴェさんは「今回の変更の目的は、よりスムーズな搭乗、定刻での出発、そして全ての乗客が機内で快適に過ごせるようにすること。機内への過剰な手荷物の持ち込みは、時間厳守と快適な旅の両方に影響する問題として知られており、お客さまや社員からも定期的に意見を頂いている」と話す。
同社は今後、空港で機内持ち込み手荷物の規定が守られているかの検査・監視を強化していく。