フィンランドの「ミュージアムカード」を利用した美術館・博物館の年間来館者数が2022年、最多記録を更新した。
2022年1月から11月末までのミュージアムカードを利用した来館者数は160万人で、2021年と2020年に記録した約100万人に比べ、大幅に増加した。コロナ禍前の2019年の来館者数は約140万人だった。人々の美術館・博物館への関心は以前にも増して高まっていることを示している。
最も来館者数が多かったのはアモス・レックス美術館。これに、2022年4月にリニューアルオープンしたキアズマ現代美術館が続く。エキシビションセンター・WeeGee、ヘルシンキ市立美術館、アテネウム美術館もトップ10入りをしている。
ミュージアムカードの価格は76ユーロ(約1万円)。1年間有効で、有効期間中はフィンランド国内にある300施設以上の美術館・博物館に入場できる。各施設のチケットカウンター、ミュージアムカードアプリ、Museot公式オンラインショップで購入でき、フィンランド在住ではない観光客も購入できる。