メタル・レストランバー「Bodom Bar & Sauna」が12月、エスポー(Merituulentie 35, Espoo)にオープンした。
フィンランドのメロディックデスメタル・バンド「チルドレン・オブ・ボドム(Children Of Bodom)」をテーマにした「Bodom Bar & Sauna」。同店を運営するプロジェクトには、元バンドメンバーのヤンネ・ウィルマンさん、ヤスカ・ラーチカイネンさん、ヘンッカ・ブラックスミスさんが携わった。構想は約10年前にさかのぼり、世界中をツアーして訪れたレストランバーに刺激を受けて、他のアーティストのようにバーを経営したいと思ったことが、オープンのきっかけだったという。
店内にはステージで使われた小道具やギター、故アレキシ・ライホさんが受賞した生涯功労賞やゴールド・ディスク、ファンからの贈り物などの思い出の品を飾り、「チルドレン・オブ・ボドム」の軌跡をたどることができるようにする。同店では主に地元のビールメーカーのビール15種や、ピザ、フレンチフライなどを用意。女性用サウナ、男性用サウナ、ミックスサウナの3つのサウナを併設する(ミックスサウナは水着着用)。
日本では「チルボド」の愛称で親しまれる「チルドレン・オブ・ボドム(前身のバンド名=インアースド)」は1993年、ライホさんとラーチカイネンさんが中心となって結成。ライホさんが18歳だった1997年に「サムシング・ワイルド」でデビュー。疾走感あふれる楽曲で、デビュー早々に世界的に高い評価を受け、メタルシーンを盛り上げた。同バンドは2019年、メンバーの脱退を受けて事実上の解散。ライホさんは2020年に41歳で亡くなった。
営業時間は、月曜~木曜=16時~24時、金曜=14時~翌2時、土曜=12時~翌2時(日曜は20時まで)。サウナの営業時間は開店から23時まで(日曜は20時まで)。