エスポー・ヌークシオ国立公園内の宿泊施設「ハルティア・レイク・ロッジ(Haltia Lake Lodge)」(Solvallanrinne 2, Espoo)が11月、英ロンドンで開催された「ブティック・ホテル・アワード」で「ヨーロッパで最もサステナブルなホテル」に選ばれた。
同アワードは世界で唯一のブティックホテル専門の賞で、小規模でより良いサービスを提供するホテルが選ばれる。審査員がノミネートされたホテルを実際に訪れ、顧客体験と評価項目の点数に基づいて選考した。
「ハルティア・レイク・ロッジ」のテーム・トゥオマルラCEOは「今回の受賞は、私たちスタッフ全員と、開業から1年半弱で行ってきたサステナビリティー活動に対する大きな評価。私たちのコンセプトはお客さまに受け入れられ、当初から高い顧客満足度を得ている」と胸を張る。
同ホテルは2021年8月、同国立公園内のフィンランド自然センター「ハルティア(Haltia)」の隣にオープン。客室は全20室、5棟のグランピングテント、フォレスト・バーラウンジ、会議室、サウナを備える。同ホテルは「ヘルシンキ首都圏リサイクルセンター」と連携して、リサイクルされた家具を使うなど、環境に配慮した活動に取り組んでいる。同ホテルで提供される食事の原材料は地元の産物を優先して使用。同ホテルで使われる電力は風力発電によるもので、来年には自社で太陽光発電所を設ける予定。