フィンランドのファッツェル社が11月、再利用可能な包装材を使ったクリスマス・アドベントカレンダーを発売した。
同社はプラスチック使用量の削減に取り組んでおり、クリスマス・アドベントカレンダーの包装材に、メッツァ・グループ社の軽量でリサイクル可能な木材由来の包装材「メッツァ・ボード」を採用した。従来使っていたポリエチレンの包装材と比べて、年間1200キロのプラスチック使用量を削減でき、使用後のごみの量も減らすことができるという。
ファッツェル社の包装開発ディレクター、ピア・ソイニネン=テングヴァルさんは「気候変動の緩和と循環型経済はファッツェル社にとっても重要なテーマ。クリスマス・アドベントカレンダーの包装材変更によって、包装材の使用量の削減、より環境に優しい包装ソリューションの開発、包装材のリサイクル性の向上を実現する。アドベントカレンダーにはチョコレートを保護する包装が必要で、通常はプラスチックが使われている。今年はポリエチレンでコーティングされた素材を、再利用可能なメッツァ・ボードに変更した」と話す。