循環型経済ビジネスの拠点「セカンドハンド・マーケット・エリア」が6月、ショッピングセンター「Redi」(Hermannin rantatie 5, Helsinki)3階にオープンした。
同拠点は、ヘルシンキ首都圏リサイクルセンターが取り組む「循環型経済ショッピングセンター・プロジェクト」の一環で設けられ、リサイクルされた子ども服や婦人服、アクセサリー、靴、書籍、クラフト用品などを販売している。中小の循環型経済ビジネス支援を目的とした共同店舗のため、より多くのセカンドハンドショップの出店者を募集している。プロジェクトは、循環型経済で成り立つショッピングセンターを、コスケラ地区の旧トラム車庫に開業することを目指している。
地下鉄カラサタマ駅前にあるショッピングセンター「Redi」はオープン以来、循環型経済への投資を行っており、デンマークの食品ロス専門スーパー「WeFood」のフィンランド1号店が出店している。
同施設のマネジャー、タニヤ・ リンシオさんは「私たちのショッピングセンターでは、サステナブルなサービスが求められている。お客さまも周辺の住民たちも、消費者としての意識がとても高い」と話す。
プロジェクトマネジャーのヨハンナ・コフヴァッカさんは「消費者が資源を選択しやすくするためには、事業者にとっても魅力的で収益性の高いものでなければならない。Redi社と協力してセカンドハンド・マーケット・エリアを設け、共同店舗の可能性を探ることで課題に対応できるようになるだろう」と期待を込める。
Rediの営業時間は、月曜~金曜=10時~20時(土曜は18時まで)、日曜=12時~16時。