「ファッツェル・カフェ(Fazer Cafe)」の新店舗2店が今夏、ヘルシンキ中心地に誕生した。
ヘルシンキではカフェ文化への関心が高まっている。ヘルシンキ市民はコロナ禍以降、「日常生活での小さな幸せ」を一層重視する傾向があり、カフェの快適な環境と体験を求めている。フィンランドの老舗菓子メーカー「Fazer(ファッツェル)」が経営する同チェーンは、高まる需要に合わせ、新たに2店舗をブレバルディ通りとアンナ通りにオープン。両店共に、クルーヴィ通りの本店から徒歩10分以内に位置し、顧客のニーズに応える狙いがある。
同チェーンは1891年創業。昨年、カイサニエミ通りとエスポーのケイラニエミ地区に新店舗をオープンし、国内で19店舗を展開する。本店は130年の歴史を尊重しながら、現在の多様化する市場と顧客ニーズに応えるため改装した。