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1873年築のヘルシンキ・パウリグ家邸宅に「カフェ・ベルタ」

シベリウス公園にある「ヴィラ・フムレビーク」

シベリウス公園にある「ヴィラ・フムレビーク」

 パウリグ家の邸宅として知られる歴史的建造物「ヴィラ・フムレビーク」(Mechelininkatu 36, Villa Humlevik, Helsinki)に「カフェ・ベルタ」がオープンして、4月2日で1カ月がたった。

邸宅のそばにはカフェ・レガッタも

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 フィンランドの老舗コーヒーメーカー「パウリグ」や、日本でも店舗展開する「ロバーツコーヒー」を経営するパウリグ家。同家が所有する同邸は1873年に建てられ、長年空き家となっていた。1930年代から2022年までヘルシンキ市が所有していたが、その後、同家が買い戻した。約2年半に及ぶ改修工事を経て、かつてガレージとして使われていたスペースに同店をオープンした。

 店の運営を手がけるのは、ヘルシンキ・ムンキニエミとエスポー・タピオラで展開する「カフェ・タリナ」オーナーのエッシ・ラウティアイネンさんとトンミ・ラウティアイネンさん。カフェの開設はパウリグ家側の提案によるもので、両者はこれまで10年以上にわたり、コーヒーの開発やメンテナンス、研修などで協力関係を築いてきた。

 店名はパウリグ創業者のグスタフ・パウリグの妻、ベルタ・パウリグに由来する。彼女は夫の死後に同社の経営を引き継ぎ、フィンランド初期に女性CEOの一人となった人物として知られる。同カフェのコンセプトは「落ち着いた時間と、今この瞬間を楽しむこと」。店内ではラップトップPCの使用を控えるよう注意書きも掲出している。

 コンパクトな店舗のためラインアップは限られるが、焼き菓子や総菜パイ、グルテンフリー商品など「量よりも質にこだわった」というメニューを用意。今後は甘い焼き菓子に加え、ベイクドポテトや日替わりサラダ、さらにはオリジナルのサーモンスープの提供も検討しているという。

 店内の壁には、同邸周辺やパウリグ社の工場の古い写真を飾っており、利用客は歴史を感じながら過ごせる。従業員は同邸やパウリグ家の歴史に関する知識を身につけているという。席数は約30席。夏季には約50席のテラスを設ける。

 営業時間は9時~20時(土曜は19時まで、日曜・祝日=10時~18時)。

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