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ヘルシンキ・トラム13番路線が開通1周年

ヘルシンキ・トラム © HSL

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 ヘルシンキ地域交通局(HSL)が運行するトラム13番路線が開通して、8月12日で1年を迎えた。

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 ニヒティとパシラを結び、カラサタマからパシラまでを12分で結ぶ同路線。公共交通利用者から好評で、新しい路線にもかかわらず乗客はすぐに定着し、1年を通して利用者数は安定して推移している。利用者はフィードバックを通じて、スピードとルートの便利さを特に評価しているという。

 同社公共交通計画担当のヘンリック・キースキネンさんは「13番路線は快適で利便性の高い都心型の路面電車路線。今後もカラサタマやパシラ地域の開発に伴い、利用者数はさらに増え、今後の都心を走る路面電車の品質基準の手本になるだろう」と話す。

 HSLが2025年春に実施した顧客満足度調査では、回答者の81.44%が「やや満足」または「非常に満足」と回答。特に13番路線は全路線の中で最も満足度が高く、評価は5段階中4.60だった。利用者数は平日平均で約1万人。13番路線の開通によって、カラサタマやソンパサーリといった地域も路面電車でアクセス可能になった。パシラ~カラサタマ間は、ヘルマンニ、アラビアンランタ南部、クンプラ・キャンパスなどからも、より早く便利に行けるようになった。

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