食と音楽を組み合わせたフェス「ア・ラ・パーク」が8月1日・2日、ヘルシンキ・メリプイスト（Meripuisto, Helsinki）で初開催される。

　同フェスのグルメでは「最も旬でホットな食文化」と「新旧の味覚」を紹介し、これまでのフードイベントには登場しなかった飲食店が出店する。フレンチレストラン「Maukku」、ポルボーのディナーレストラン「SicaPelle」、最近ヘルシンキに2号店をオープンしたチーズ専門店兼ワインバー「Rolling Cheese」、メキシコ料理店「Seksico」などの話題店が軒を連ねる。定番メニューに加え、ア・ラ・パーク限定メニューも登場するという。

　両日、世界的に知られるフィンランド人シェフのトニ・トイバネンさんとユホ・エケグレンさんがア・ラ・パーク限定レストラン「Koti」をオープンする。世界で培った技術と味わいを楽しめる、フィンランドの旬の食材で作られた5品のコースメニューを119ユーロで提供（入場料別）。

　同フェスは、グルメにとどまらず、旬のアーティストが出演するのも特徴。出演アーティストには、スウェーデン人シンガー・ソングライターのホセ・ゴンザレスさんのほか、フィンランド人シンガー・ソングライターのベームさんやエッリノーラさん、サムリ・プトロさんが登場。アンナ・プウさんとエリンさん、イダ・ポールさんが結成した「ロデオ」や、フィンランドのジャズバンド「ティモ・ラッシー・トリオ」も出演予定。

　同市イベント部門の責任者、サンナ・フォルストレムさんは「ヘルシンキの海辺に、食と飲み物、音楽を新しい形で融合させたイベントが誕生し、8月の街に豊かな彩りを添えるのは素晴らしいこと。このような試みは、信頼できるパートナーと共に取り組むことで、街に新たな体験型イベントを創出する重要な機会になっている」と話す。

　入場料は、1日券＝89ユーロ、2日通し券＝149ユーロ。18歳未満は入場不可。