
若者の起業家コンテスト「Uskalla Yrittää」の決勝大会が4月23日・24日、パシラ駅直結のショッピングセンター「トリプラ」(Fredikanterassi 1, Helsinki)で開催された。
最優秀企業のタイトル獲得を目指し、国内の小中高校から計54の企業と約200人の若者の起業家が参加した同コンテスト。参加者たちは、トリプラの利用客やコンテストの審査員に向け、自らが手がける製品やサービスを紹介。他の起業家やアンバサダー、卒業生と交流し、学習体験を共有した。
今年は、エトゥ・トーロ高校の学生が立ち上げた、環境に配慮した持続可能な釣り具を開発する「BioAnglers NYT」と、ハーガ・へリア応用科学大学の学生が手がける、一般家庭と信頼できる塗装業者を結ぶプラットフォームを提供する「TarjousMatch NYT」が最優秀企業に選ばれた。2社は、ギリシャ・アテネで行われるヨーロッパの起業家コンテスト「Gen-E 2025」のフィンランド代表として参加する。
同コンテストは、青少年の起業を支援するフィンランドのNPO団体「ジュニア・アチーブメント・フィンランド(Junior Achievement Finland)」が主催したもので、同団体が提供する「若者の起業プログラム」の一環。若者たちは同プログラムを通じて、実際にお金を使ってビジネスを立ち上げ、コンテストに出場した。